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季節は巡る 沢の増水にご注意

お久しぶりです、最近ついに第一水源が枯渇し、第二水源からの取水に奔走している岳沢小屋です。
8月が終わろうとしています。今年は以前の夏山の賑わいを感じれた夏となり、多くの登山客の皆様においでいただきました。
台風の襲来も少なく、比較的晴れの日が多く、登山を楽しまれた方多かったのではないでしょうか。

上高地の朝 AM5:30
小梨平からの穂高 AM10:00
秋の気配  小屋のナナカマド PM14:00
山の朝 その1 AM7:20
山の朝 その 2 AM7:20
山の朝  その3 AM7:20
山の朝 その4 AM7:20

忙しかった日々はあっという間に過ぎ、上高地ではススキの穂が出始め、小屋周辺ではナナカマドの実が赤くなりはじめ、気の早い木々たちが紅葉を始めたりと季節は秋になりつつあります。紅葉シーズンへと季節は進み始めました。

今後しばらくは前線の影響で晴れたり、雨が降ったりと周期的に天気が変化することになりそうです。秋の特徴ですね。雲海が見れる日も多くなってくることと思います。天気予報はコロコロと変わりますので、よく研究して、良い日に山に出かけられるようご準備ください。

岳沢小屋の前の岳沢本流は大雨になるとこの写真のように、濁流となって、登山道を遮ってしまいます。前線の活動が活発な時は半日でこのような状態になることもあります。
このような濁流となってしまった場合は、小屋見峠やテント場から小屋側に渡渉することは困難であり、安全最優先で行動するなら、上高地に下ってもらうのが最善の策となります。こうなってしまった場合は、
水が引くまで待つor下山するの選択肢になります。

大雨等が予想される場合は小屋見峠まで登って来ても、渡渉できず、引き返さなければならないという状況もあり得ますのでご注意ください。

4時台だった日の出の時刻も5時を回るようになり、日の入りも19時近かったのでが、18時半になってきました。朝の最低気温も1桁になるようになってきました。
最近、到着のとても遅い方が多いです。連絡もなく、20時を過ぎて到着されても、こちらも気持ちの良い対応はできません。
その時間、我々は翌早朝に小屋を出発される方々へ暖かいご飯を提供することを最優先に考え、準備や就寝に入っています。
どうか皆さま、ご自身の力量にあった登山でご安全にお楽しみください。