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快晴の前穂と、『地学ノート』のご紹介

台風が接近していたここ数日はすっきりしない天気が続いておりましたが、(水源が枯れた小屋としては恵みの雨が降り、貯水量は潤いましたよ。)今日は朝から快晴。午前中までは良い予報ということで休憩時間に前穂まで行ってきました。

雷鳥広場~紀美子平

快晴の日曜日ということもあり、山頂を目指す方が続々と。昨日岳沢小屋に泊まっていただいた方ともたくさんすれ違いましたね。声をかけて頂きありがとうございました。

紀美子平
前穂山頂

風もなく景色も澄んでいて、大変快適な前穂山頂でしたね。
とはいえ午後に入ると雲が湧いてきて、夕方には雨が降る時間もありましたので、早め早めの行動は絶対です!ガス沸いてきて視界が悪いうえに暗くなってしまった。。となってはもう身動きが取れませんので。

さて話は変わりますが、最近夢中になって読んでいる本があるので、ご紹介します。

地形写真家の竹下光士さんが書かれた「槍・穂高・上高地 地学ノート」という本です。題名のとおり、槍穂高・上高地を成している地質やその成り立ちについて分かりやすく書いてくれています。

小屋番でありながら、自分がいる穂高の山がどうやってできたのかであったり、普段石積みをしている石はどんな石なのかということにあまり意識が向いていませんでした。でも本を読んでそれが分かってくると、同じ山を見ても、違った感動を味わえるようになりました。

こちらの本は7月に発売されたばかりの本で、元・北穂高小屋勤務の地形写真家の竹下さんの本です。興味のある方はぜひ書店で手に取ってみてください。岳沢小屋の本棚にも置いてありますので、ご覧いただけます。穂高に登りにくるみなさんであれば、面白いと感じること間違いなしです。