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2021/09/30
台風接近前の秋晴れの一日。
お休みをいただき、涸沢・横尾本谷・槍沢の紅葉の撮影に出かけてきました。
まずは徳沢からパノラマコースで屏風のコルへ。
コルからひと登りした場所からはダケカンバの黄葉に包まれた前穂高岳がカッコいい!!
岳沢小屋はこの反対側に位置するので、きっとカモシカの立場あたりの色付きはきっときれいなことでしょう。
また、屏風のコル付近の紅葉のナナカマド越しには槍ヶ岳
涸沢まで下りると涸沢カール内は今が見頃となっています。
(涸沢ヒュッテのFacebookの写真と同じですねw)
山岳救助隊の基地と涸沢ヒュッテを訪問し、ビールとおでんをいただいてから涸沢を下り、次は横尾本谷へ
横尾本谷とは本谷橋を渡らずに沢沿いに登るバリエーションルート。
屏風のコルから見た槍ヶ岳の手前に広がるカール(南岳カール)を擁するのが横尾本谷右俣です。
この週末は常駐隊の足立君のご両親を始め、紅葉の本谷を目指す登山者も多いことでしょう。(とは言ってもせいぜいい20人くらいでしょうけど)
なお、登山道はもちろん指導標などはまったくないコースですので安易には立ち入らないでください。しっかりとコース研究をしたうえでの上級級者向きコースですので。
なお、ここのところまとまった雨は降っていないので水量は極めて少なめで、遡行は非常に楽でした。
沢沿いを右に左に渡り登り、辿り着いたカール底は一面のナナカマドと先ほどまでいた屏風岩
見上げれば横尾尾根。
ここは槍沢の槍ヶ岳、涸沢の涸沢槍のような顕著なピークがないので景色は鈍調になりがちですが、紅葉の素晴らしさでは槍沢や涸沢にも引けをとりません。人気の槍穂高エリアにあって、登山者がほとんどおらず、こんな景色を独り占めできるのがこの横尾本谷の魅力でもあります。
ここから横尾尾根のコルまでの登り返しは足場が悪く辛いところ…
それを登り詰めれば槍ヶ岳と至近にご対面です。
氷河公園は標高が2500~2600mとやや高い位置にあるので、紅葉はややピークを過ぎた感じかな、それでもまだ色付きの良い木も残っているので、場所を選べば良い写真が撮れますよ。
さらに下り、天狗原のナナカマドバンドはまさに見頃、全体が真っ赤になっています。この週末が間違いなくピークになるでしょう。
西岳の麓、大曲り付近のダケカンバの良い具合になってきていますが、標高の高い東鎌尾根方面はそろそろ終盤。明日の台風の風で散ってしまうかもしれませんね。
あさってからの土日は天気もよく、紅葉もまさに見頃。
宿泊をご予約済の方は楽しみにお出かけください。
またテント場利用の方も混雑するとは思いますが、防寒対策はしっかりとしたうえでお出かけください。
また週明け以降は槍沢下部へと見頃が移っていきます。
こっちもきれいですから、次の週末にかけてお出かけ予定の方もお楽しみに!!