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北鎌尾根清掃登山

北鎌尾根の清掃登山に行ってきました。

数年前に登った際、ゴミがたくさん落ちていたことが気になっており、ずいぶん前から行きたいと思っていたのですが、昨日ようやく行くことができました。

この写真に収まりきらなかったゴミもたくさんあります。
他にもテント、ブルーシート、焚き火用の木を切り出すためと思われるノコギリ、遭難者のものかもしれない時計やザック、登山靴もありました。
我々だけでは運びきれないものもあり、全てを持ち帰ることはできませんでした。

それにしても汚いです。

わざと落としたわけではないもの、やむを得ず置いていったもの、遭難者のもの、デポしていったものもありますが、隠すように捨てられたゴミ、明らかに放置されたと思われるゴミもありました。
特にビバーク跡の周辺には多く見受けられます。
私たちが見つけた以外に、相当な量が風で飛ばされているのでしょう。

こちらの写真は、北鎌のコルで見つけたペグ代わりに木に結びつけたと思われるPPロープ。
比較的新しいようでしたが、紫外線で劣化するものですし、後から来た人が使うとは思いません。

このPPロープに限らず、一般の登山道や幕営地ではしないことを、なぜバリエーションルートではするのでしょうか。
しかもここは槍ヶ岳北鎌尾根です。熟練の登山者のみが訪れることを許される場所であるにもかかわらず、これだけのゴミが落ちているのは悲しくなりますね。

北鎌尾根にはここでしか見られない素晴らしい景色があります。
私もここから見る槍ヶ岳が大好きです。

でも、北鎌尾根は誰もが足を踏み入れていい場所ではありません。
アプローチが長いため疲労が溜まりやすく、稜線に出れば一歩間違えたら滑落しかねない箇所がひたすら続きます。
ルートも不明瞭で、選択を誤れば進退窮まる可能性もありますし、切り立った稜線ですから落ちれば助かるのは奇跡でしょう。
数年振りに訪れて、私もこんな恐ろしい場所だったかなと思いました。

県警や常駐隊、ガイドさんたちともよく話しますが、近年、北鎌尾根に入る人たちのレベルの低下が見受けられます。
技術や体力はもちろんのこと、節度を保つ方にお越しいただきたいと思います。