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上高地から岳沢へ

今日は5月5日、こどもの日。
天気も良くて、本来なら人であふれる上高地のはずですが、正午の河童橋には人の姿がありません。

大正池の湖畔にも人影はなし。
頭では分かっていましたが、改めて現実を目の当たりにするとショックが大きいですね。せめてもの救いは山はいつもと変わらず美しいことでしょうか。

里では花がきれいで新緑も芽吹き始める季節ですが、上高地の本格的な春はもう少し先のようです。上高地のカラマツの芽吹きまではあと10日、ニリンソウが咲き始めるのはあと2~3週間後くらいでしょうか。

岳沢下部の沢筋の雪はここ数日の暖かさで一気に解けました。
今日はかろうじて⑥見晴台から山スキーで登ることができましたが、それもそろそろ限界です。

今日は食材や補修資材の歩荷です。
営業再開まではしばらく時間がかかりそうということで、ヘリ代節約のためにこれから頻繁に歩荷で登り降りする機会が増えそうな岳沢小屋スタッフです

岳沢も③石階段(標高1900m)を過ぎるとまだまだ一面の雪渓歩きになりますが、吊尾根や前穂などの山肌はだいぶ黒さが増してきました。

小屋周りの雪も一気に雪解けが進んでいます。
それでもまだまだ上部のルート上は残雪でいっぱいです。

5月7日、あるいは14日、21日、31日とこれからは状況に応じて自粛規制・休業要請も緩和されそうということで、感染発生区分がレベル1の長野県松本エリアも観光に関しては少しづつ緩和されていくでしょうが、登山についてはこの先どうなっていきますかね…