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ジャンダルム~初心者御免の天狗沢から~

引き続き、遠い台風の影響で落ち着いた空気感の岳沢…
というわけで、今日も4時間ほど休憩時間をいただき、ジャンダルムへ出かけてみました

最近、以前にも増して岳沢~天狗沢~ジャンダルム・奥穂高岳の人気が高いようです。
週末の朝などは、一番のバスタクシーで入山した人たちがぞろぞろと天狗沢へ向かっていきます。
個人的にはこの光景を微笑ましく眺めています、なぜなら私自身がこの天狗沢~ジャンダルムが好きだから💛
ただ、誰にでもおすすめできるわけではなく、体力・筋力・経験を兼ね備えた上級者のみが行くことができるルートです。
たまに電話や現地で事細かく聞いてくる登山者がいますが、そんなもの自分で情報収集して、自分で判断できない人にはこのルートに行く資格はありません。

さて、今朝の一仕事を終えてから朝霧漂う天狗沢のお花畑を登って行きます。

小屋から1時間ほど、お花畑が終わると植生の無いガレ場へと突入していきます。
なぜ植生がないかというと、安息角を超え急斜面の崖錐で、常に落石に見舞われ、地面が流動しているから。つまり、非常に歩きにくいということです。

特に天狗のコル直下はひどい状況です。
ここは登りのほうが楽ですね、下りだと自ら岩雪崩を起こしながら滑り落ちるような感じになります。逆に言えば、上部に下っている人がいた場合は本当に気を付けてください。

コルからひと登りすると天狗の頭が大きく見えてきます。
この辺からは岩稜の難所が続きます。

今日も台風の影響もなく、良い天気です。
岩稜帯がひと段落したところで、奥穂から来たガイドさんチームが休憩されてました。

畳岩尾根の頭では西穂を背景に見事なブロッケン現象が見られました。

わたし、ジャンダルムの天使には興味はないので、いつもジャンダルムはスルーしてロバの耳のピークへ向かいます(ルートとしてはロバの耳のピークは通りません)

ここからはジャンダルムがより屹立した岩峰として異彩を放つ姿を見ることができるのです(行く場合は下を通る登山者に落石を落とさないよう気を付けてください)
今日はガスが晴れたり流れたり…
そのおかげでブロッケン&ジャンダルムなんかも見ることができました。

さて、今回の台風6号はほぼ影響がありませんでしたが、次の7号はどうなりますでしょうか…
いずれ、明日からは再び忙しくなってきそうですが、お盆休みのお出かけは前半のほうが良さそうですね。14日以降にお出かけを計画の方は今後の予報に注意してください。
また宿泊予約のほうも動き(キャンセル→空いたところへの新規予約)が活発になっています。
お盆休み後半のお天気が微妙なら岳沢起点の一泊二日の穂高岳登山などが手っ取り早いと思いますので、どうぞweb予約のほうも逐一チェックお願いいたします。