BLOG槍沢ロッヂのスタッフブログ

今日は天候の回復を期待していましたが、スッキリとは晴れてくれませんでした。

雪崩や大量降雪で目印用の旗竿が見えなくなった区間があったので播隆窟（坊主の岩小屋）付近まで旗竿を差し直しに行って来ました。

朝のうち、槍沢下部は晴れていたのですが、稜線方面は真っ暗な様子です。
標高2,400ｍ以上では吹き降ろす冷たい風が強く吹き、先行者のトレースもすぐに消えてしまうような状況でした。

また、足元の雪が柔らかいためにアイゼンも効かず、皆さんスタスタとは歩けずかなり時間と体力の消耗が激しい様子でした。
幾人かは槍ヶ岳山荘まで辿り着けたようではありましたが、多くの登山者が厳しい状況に断念して、残念ながら下山に切り替えていました。
今年のGWの登山はなかなか厳しいようです。
今日は槍沢にも多くの方が泊まっており、天候も明日こそは回復しそうなので多くの方々が気持ちの良い雪の槍ヶ岳登山を楽しめることを願っております。