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2020/10/01
なぜ、人は紅葉に感動するのでしょうか。
それは、樹木が紅葉までに費やした「時間」や「パワー」を
その美しい色の中に感じるからなのでしょう。
今回のブログは、槍沢ロッヂ周辺の植物たちが
春から長い時間をかけて準備してきた
『秋の装い』をご紹介させていただきます。
夏に真っ白な可愛らしい花を咲かせるマイヅルソウは
秋にはこんなに真っ赤な実をつけます。
あの純真無垢な花の、どこにこんな情熱的な色を秘めていたのか。
森のルビーのきらめきに、心動かされます。
こちらも真っ赤な実をつけました。
雪の結晶のような花をつけるユキザサです。
鈴なりになって輝く赤い一粒一粒は
ザクロ石の、真紅のネックレスを思わせます・・・。
ヘビの姿によく似たマムシグサは
枯れ藪のなかに、毒々しい色の実をつけます。
熟したオレンジから、まだ青い実へのグラデーションが美しいです。
赤色の実は、草食動物や小鳥たちに見つけてもらいやすくするための
マーカーのような役割を果たしています。
植物たちは自身の姿を、他の生き物に見られていることを知っているのです。
赤や黄色に染まる紅葉だって
自然の美しさや、変化を続ける大切さを
我々に示してくれているのではないかと、私は感じるのです。
以上、槍沢ロッヂでした。
槍沢の自然は、皆様のお越しを待ち望んでおります。