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今シーズンの営業に関して(2020.9.11更新)

空飛ぶ槍の生命線

ヘリの待機時間、焦れる気持ちを抑えて待つ。
来てしまえば一瞬なのだが、何べんやろうがやはり緊張する。

槍のウェスこと肥沼です。

「北アの小屋番に華があるとすればレスキューとヘリだ」
かつて先輩からそう教えられました。
参照: https://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/blog/details/1007/
(現在と変更点が一部あります。ご了承ください)

今日は荷上げの日。
本来、人間の生存に適さない稜線に孤立する我々にとってヘリの日は特別な意味を持ち、毎度緊急支援物資みたいな気持ちで受け取ってます (笑)
朝メシの茶漬けを咽せながらかき込み、早々にスタンバッてました。
なんたって収容人数450人を誇る我が山荘ですが、現在ウチにはスタッフが男女2:2の4人しかいません(笑)
いつもの、寄ってたかって袋叩きにするような人海戦術が使えませんのでそれなりに大変でした。

シグナルマンは5年目山崎。
際どい風の中、上手く誘導してくれました。
撮影:報道担当スタッフ岡

ちなみにヘリのホバリングは、例えるならフォークリフトの先端に筆をつけて壁に「鬱」という漢字を書くぐらい難しいそうです(至極わかりにくい)
機体構造を知り尽くした整備士でさえ、操縦は別次元の話らしく 、 視界不良や気流の乱れがままある山岳地帯での操縦を安全にこなすパイロットはひょっとしたらニュータイプなのかもしれません。
ちなみに輸送完了後、パイロットは去り際に挨拶をくれます。
これがまた反則的に、にくたらしいほどカッコ良く、女性スタッフに大人気なのです(嫉妬)。

下からの揚げ荷を着陸させ、僕らが作った下げ荷を持ち帰ってくれる。
その間のホバリングは何気ない動作に見えて超絶技巧なのだ。
届いた1本200kgドラム缶を雪上で転がすのは至難で、
総出で息を荒げて5本運びました。その様子はほとんどチャップリンの喜劇(笑)
ストレッチャーの隠れた用途。
さながら本ちゃんレスキューのような迫真の場面だが、運搬しているのは箱雑貨 。

下界から物資を貰い、廃品を下界に降すサイクルで暮らす僕らにとってヘリコプターによる輸送はまさに生命線です。
航空会社ならびに、従事してくださったヘリ要員の方々へ感謝申し上げます。

ありがとう504Ⅾ、おたっしゃで!!
またよろしくお願いします!