2026年の営業について
2026/05/28
はじめまして。今年から槍ヶ岳山荘で働いているにのです。
日々移ろう雄大な景色のなかで、先輩方に指導いただきながら働いています。

特にここ最近は、雨などの影響もあり雪解けがはやく、昨日まで雪に埋もれていた岩やハイマツたちが顔を出し次の日には景色が変わっているという驚きの毎日です。風のにおいも、早くも山の夏の空気感を感じるようになってきています。(とは言いつつ空気だけでダウンやフリースが手離せないですが・・)
私はビルに囲まれた場所でPCと向き合うような前職でしたが、自分の直感に従った結果、今山にいます。このブログを前職の休み時間によく見ていたので、こうして自分が書く側に回っていることが不思議です。出会えた人や景色、今の環境から、自分の心に従ってここに来てよかったと思っています。


休暇下山での風景
山での業務の内容は多岐に渡りますが、身体を動かして仲間と働くのはこの上なく気持ちがいいです。屋根の上での布団干しや、きれいになった山荘内を見るとこれから来る夏山シーズンにワクワクします。今しかない穏やかな小屋内で過ごす時間もなかなかいいものです。


作業での小屋風景
スタッフ同士は生活も共にするので、下界と違ってスタッフ同士の性格や趣味、過去など仕事だけではないその人の一面がより色濃く見えるところも、私にとっては興味深く、そこから自分がどう在りたいかなど内省する機会をもらっています。
お互いの得意を引き出し合いながら、不得意を補いあいながら共同して暮らす良さがここにはあります。街では生活と仕事は別になりつつありますが、現代社会で失われてきた人間の何か動物的な部分での「補い合う」生活が山小屋にはある気がしています。


休憩時間の風景
山にいると自分はちっぽけだなあと感じますし、あがいても自分は自分でしかいられないんだなあとなんだか安心ともあきらめにも似た感情にもなります。と同時に人間のあがいたり、迷ったり、もがく美しさや強さをより鮮烈に感じます。なんていうか、、、そこがいいです。

11月、槍ヶ岳を後にするころには、槍ヶ岳のようにとがりつつも懐の深い大人になれていると思います。毎日どんな自分に出会えるか、楽しみに日々を送っていきたいです。