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2021年の営業について(2021.8.27更新)

令和3年度 始動

ご無沙汰しております。

4月19日(月)に槍ヶ岳山荘、槍沢ロッヂ、岳沢小屋の3軒にスタッフが入りました。
気持ち良く晴れた日でしたが、風が強くてヘリが飛ばず、槍ヶ岳山荘のスタッフは夕方3時頃にようやく入山できました。

ヘリから降り立ち、標高3,000メートルの冷たい空気を吸い込むと、毎年のことながら何とも言えない複雑な気持ちになります。
今年も始まるな、というワクワク感、久しぶりの槍ヶ岳を前に改めて感じる昂揚感、何事もなくシーズンを乗り切れるかどうかの不安、家族にしばらく会えなくなることへの一抹の淋しさなど。

幸い小屋に大きな破損は見られず、また連日好天に恵まれており、小屋開け作業は順調に進んでおります。

4月とは思えない雪の少なさです。(4/21撮影)

そして何より、雪が少ないです。
恐らく飛騨側はそれほど少ない訳ではなさそうなので、詳細はまたブログで発信しますが、稜線と信州側はとにかく少ないです。
ベテランスタッフも、今まで見た中で一番少ないとのこと。
除雪作業は例年より楽ですが、夏の水が心配になります。

旗竿を設置する山荘スタッフ
小屋からグリーンバンド下部の丸山付近まで設置してくれました。

下界での仕事もあったため、私は昨日下山しましたが、登山道に大きな問題はありませんでした。
雪が少ないからか、デブリもほとんどなく雪面は綺麗なものです。

グリーンバンドはブッシュが。。

ただ、先週末の雪の影響か、グリーンバンド直下から大曲までは膝上までズボズボとハマり、とにかく難儀しました。
これで登りだとかなり体力を奪われるでしょう。

大曲〜ババ平
このあたりは歩きやすかったです。

槍沢ロッヂから横尾まではいたるところで夏道が出ています。
平均すると半分くらいは夏道を歩いたでしょうか。
このまま好天が続けば、さらに夏道が広がるでしょう。

とは言え、例年と比べて雪が少ないだけで、4、5月の槍ヶ岳は雪山であることは変わりありません。
誰でも来れる場所ではありませんので、登れるかどうかはご自身の技術・装備・体力・知識・経験を鑑みてご判断ください。