2025年の営業について
2026/02/19
暦のうえでは春になりましたが、まだまだ寒暖差のある日々が続いていますね。
先週末の松本はとても暖かく、私は庭で子どもたちと半袖になって追いかけっこをして遊びましたが、今週は最低気温がマイナス5度を下回る日々が続く予報になっています。
そして今年も今のところ雪が少ないですね。
秋の水不足が心配です。
昨年より殺生ヒュッテを当グループで運営することになりましたが、おかげさまで大きな問題もなくシーズンを乗り切ることができました。
中房温泉様より当グループに移籍し、引き続き小屋の運営を担ってくれた支配人をはじめ、彼のもとに集った個性豊かなスタッフのみんなに感謝したいと思います。
また、槍ヶ岳山荘と殺生ヒュッテ同じグループになったことで、今まではできなかったことが実現できるようになりました。
例えば、槍ヶ岳山荘のテント場がいっぱいになった時はすぐに殺生の分岐のところで案内を出したり、登山道の補修作業を共同で行なったり。救助においても、殺生ヒュッテの小屋開け前に発生した低体温症の要救助者を、殺生ヒュッテの冬囲いを外して収容することがありました。これはグループ外の山小屋ではなかなかできませんが、あの時小屋内に収容できていなければ助けられなかったかもしれません。
秋に中岳で発生した遭難事案の際も、槍ヶ岳山荘、殺生ヒュッテ、南岳小屋のスタッフが総出でレスキューに向かいました。
さて、前置きが長くなりましたが、殺生ヒュッテは2026年より「殺生小屋」に改称いたします。
殺生ヒュッテは、もともと「殺生小屋」という名称で建てられた小屋ですが、その後「殺生ヒュッテ」に改名した歴史がありますので、元の名称に戻すこととなります。

こちらは大正時代に撮影されたと思われる古い殺生小屋の写真です。よく見ると戸板に看板として「殺生小屋」の記載がありますね。
殺生小屋は1922年の創業で、槍ヶ岳山荘よりも4年早く建てられた山小屋です。100年もの歴史を経て、同じグループで運営されるようになったのですから、当時の人たちからしたら驚きですよね。数年前に亡くなった私の祖父も驚いていると思います。
規模の大きい槍ヶ岳山荘に比べて、殺生小屋は割と落ち着いていて、ゆったり過ごしたい方にはおすすめです。これから時間をかけて小屋のハード面も直していきますし、現地スタッフ考案の新しいサービスも提供していきますので、今後とも殺生小屋をどうぞよろしくお願いいたします。
