2025年の営業について
2025/09/04
登山者も少なくなったので9/2,3と休みをとって新穂高へ朝下りて、息子と遊んで、翌朝登って🏃♂️
息子と晩ご飯を買ってる途中に「明日は何をしようか」と言われ、「パパは明日お山に戻らないと」と答えた時の無言の息子の後ろ姿の哀愁は心をうつものがありました。
登りは早朝滝谷からとも思って下りてきましたが、もうそういう考えも少なくなりそうだなと思いながら、登園前に登山口まで見送られ飛騨沢を上山しました。
槍の肩にお昼について時間があったので、ここ10年で一番ぼけぇ~~として、槍に登る登山者や小槍に登るクライマー、流れる雲や、槍ヶ岳山荘に荷物を運ぶヘリコプターを見てすごしました。山へ登るということはどういうことなのかと、気づけば一時間半ほどたっていました。
長年リスクを背負う登り方、しんどい登り方でしか山を登れなくなった自分をして、また「登山」本来の楽しみ方を教えてくれるのも数年後の息子なんだろうなということを、槍ヶ岳を楽しそうに登る登山者や親子を見て思いました。
話は変わりまして、小屋にご縁があり宮田八郎さんの本を並べました。ちょうど岳の横に。
1冊は先月自分が小屋にあげたもの、1冊は先日八郎さんの奥様が私が小屋にもってあがるのに重くないようにとくれた文庫本です。笑
山に登っていると結局リスクを背負うものだし、背負いたくなってきます。気づかずとも。
山での不幸をなくすためには、気づかないもの、忘れてしまったものに気づいてもらう為の何かが必要です。心の底に響かせる何かがあればそれは長持ちすると思います。
この先の登山の目標として槍ヶ岳から穂高へ、さらなるレベルへいかれる方に、殺生に宿泊したときに読んで頂ければ、必ず身を守るものに繋がるかと思います。是非とも手にとってみてください。