BLOG殺生ヒュッテのスタッフブログ

さて、来週よりいよいよ７月３連休の予約もスタートとなり、各山小屋予約の争奪戦が予想されます。

初めて槍ヶ岳に来られる方、「殺生ヒュッテ」をご存知でしょうか？

今回のブログでは殺生ヒュッテの位置情報をメインに、ハイシーズンの槍穂界隈山小屋予約争奪戦に勝利し、かつ充実した槍ヶ岳登山を行えるアドバイスができればと思います。

まず、殺生ヒュッテは槍ヶ岳のまさにふところ、槍沢登山ルートのほぼ最上部、標高2860mにあります。

槍ヶ岳山荘まではコースタイムで40分、槍ヶ岳の頂上まで大きく見積もって１時間半の位置にあります。下記写真参照

さらにさらに、、、槍ヶ岳及び槍ヶ岳山荘に向かうルートは殺生ヒュッテから実は２本あります。

まず右下の黄色が槍ヶ岳槍沢ルート上、上高地から殺生ヒュッテまでのルートです。殺生に着いてからは赤色が槍沢のカールを登っていくルート、青色が東鎌尾根を使って槍ヶ岳山荘に到達ルートです。槍ヶ岳山荘までのコースタイムはどちらも同じ40分!!槍ヶ岳山荘から頂上までは紫色の1ルートで30分です。

①まず槍ヶ岳までカールの中を歩いていくルート（赤色）

②続いて東鎌尾根ルート（青色）

「尾根のルートは危なくないですか？」とたまに聞かれますが、穂先に登るんだもの、ウォーミングアップとしてちょうどいいぐらいです。短い梯子が２本と鎖が１本ありますが、道は整備されてますし、穂先にはもっと大きいものがあるんですから。ただ天候が悪い時は①（赤色）のルートで往復しましょう。

　２泊３日の行程で１日目に横尾山荘や槍沢ロッジに宿泊の方が朝食を食べて出発し、槍沢ロッジからの登山者がだいたい９時ごろ、横尾山荘からお越しの方は昼前ぐらいに到着されます。早々にチェックインしていただき、荷物を小屋において楽々槍ヶ岳山頂まで往復することができます。

　１日で上高地からお越しの方は、朝一のバスで来られて殺生へが１５時頃かと思います。初めてで不安な方は、そこからさらに40分かけて槍ヶ岳山荘まで行くよりかは、殺生で泊まる計画の方が安心かもしれません。翌早朝に殺生を出発し穂先までの往復が２時間半、荷物を回収後上高地へが７時間と、よっぽど体力が足りない以外はバスに乗れないことはありません。

７，８，９月の連休どうしても槍ヶ岳へ行きたいが前泊の小屋の予約が取れるか心配、あるいは槍ヶ岳山荘の予約が取れるか心配という方は、ワンチャン殺生の予約を最優先に取ってみる作戦に出てもいいかもしれません。知名度がまだ低い殺生ヒュッテは槍ヶ岳の隠れ家、他より競争倍率は低いと思われます。またさすがに連休はいずれ満室になりますが、通常の週末などは他が満室でも空きがある場合も多いので、バックアップとしても覚えてもらえればと思います。

宿泊においてはアットホームに静かで暖かく、槍ヶ岳のふところとして景色はオンリーワンのものを、小屋からのいろいろなアクセスにおいても上記のように不自由のないものですので、是非とも一度お越しになられてはいかがでしょうか☆

今後も引き続きこのブログをご覧いただければと思いますし、リアルタイムな情報などは殺生ヒュッテのインスタグラムで見て頂ければ((・∀・)ｲｲﾈ!

http://www.instagram.com/sesshou_hutte/

こちらは支配人が８年ほど続けてきている、緩急をつけた投球術にてごく一部の殺生フリークに愛されております。初めて殺生ヒュッテを知った方も是非フォローを🌠

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