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真夏の大冒険~小屋に水をあげる

こんにちは。
気が付けば8月も後半。
台風が過ぎてからは肌寒さも増したように感じます。

さて、今回は大天井ヒュッテのについてのお話を。

先月、支配人に私たちの山暮らしを支える水の水源とポンプ小屋に連れて行ってもらいました。
大天井ヒュッテの目の前、二ノ俣谷を500m程下ったところにあるのですが、その道のりがとにかく壮絶です。
藪漕ぎし、つるつるの沢を下り、木や根っこにしがみつき、岩に這いつくばり、もはや道ではない木や岩の上をダイレクトに全身を使って歩き続けること30分。

普段の登山の何倍も神経を使い、辿り着いた先にある水源はとても美しく野性的な空間でした。ポンプ小屋も熊たちの爪痕を残しながらも、何とか無事いてくれて一安心。(この辺りは、ツキノワグマたちの生活圏でもあります🐻✨)

辿り着くまでも大変すぎて笑えてくる程でしたが、もっと大変なのはここから。
普段下界では蛇口を捻ったら水が出てくることが当たり前で、水が出るまでのことに思いを馳せること自体ほぼないですが、山小屋で日々水を使用するには水の確保から自分たちで行うことが必要になります。 (ちなみに、電気も自家発電です💡)

後日、支配人が数日間かけてホースを修理し、沢から水を引っ張ってきてくれました。(そう!あの荒々しい道のりをです…!)

こんなルートで水源を開拓した大天井ヒュッテの大先輩たちは本当にすごいです
この黒いホースが、沢から小屋に水を運んでくれます

こうしてやってきた水が大天井ヒュッテでのお客様の飲食やスタッフの暮らしを支える大切な生活水になります。
北アルプスの天然水を必要な分だけ、 山から分けてもらっているのです。

私自身、今回水源に行く機会をもらったことで、改めて日々の山生活が成り立っているのは、沢山の先人の知恵や自然の力のおかげでもあるのだなと身を持って感じました。
大切な資源を使うことには責任も伴いますし、これからも美しい環境下で登山を楽しむためには一人一人の自覚や行動も必要不可欠です。

最後にこの美味しい天然水で楽しめる自家製ドリンクをご紹介!

左・ジンジャーエール 右・しそジュース 各600円

暑い日には炭酸ですっきりと。寒い日にはホットも人気です。
大天井ヒュッテにいらした際は是非チェックしてくださいね!♡

※ご予約につきまして※
受付時間は、9:00~17:00です。
上記時間内にお電話にてご連絡をお願い致します。(キャンセル・変更の場合も同様です)
早朝、夜間は対応できかねますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。