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飛騨泣き・長谷川ピーク

週末の朝はきれいな朝焼け空で迎えました

今時期の日の出は5:10頃
朝食は4:30~6:00の間の自由時間となります
サッとご飯を食べて日の出を見るか、日の出前の空の色の移ろいをゆっくりと眺めながら5:30頃からご飯を食べるかはお客様の自由です
ちなみにご来光を眺めるには常念平がおすすめです

週末に向け、スタッフが勢ぞろいしたので久しぶりに休憩時間をもらって飛騨泣きまで散歩に行ってきました
大キレットを抱えながら、また大キレットを目指す利用者がメインの小屋でありながら。.、大キレットの話題をあまりご紹介できなかったのは心苦しかったのですが、ごめんなさいい

長谷川ピークまでなら割と短時間かつ軽い気持ちで行けるのですが、飛騨泣きまでとなるとちょっと時間もかかるので「気軽」というわけにはいかないので、飛騨泣きまで行くのは久しぶりです

大キレットの難所というと長谷川ピークの北穂側と飛騨泣き
北穂側のA沢のコルの少し上から見た長谷川ピーク
見るからに険悪な岩場の連続ですね

よく見ると岩場にたくさんの人が貼りついてますね
ここは事故の多い所、ひとたび足を滑らせれば即死確実なところです
慎重に進んでください

A沢のコルからは急な登りが続きます
落石も起こしやすいので足元を注意するとともに、上から石を落とされないよう気を付けてください

そして飛騨泣き
南岳から向かうとさほど難しくはありませんが、北穂から下ってくると足元が見えず、身体の小さな方は足も届かず緊張するところです

飛騨泣きの北穂側はぶっとい鎖のかかるトラバース
南岳をバックに「映え」ポイントでもあります
ちょうど昨夜お泊りのお客様がいらっしゃったのでモデルになってもらいました、ありがとうございます
今日はここまでですが、この先はこれまた落石の多いズルズル滑りやすい斜面が待ち受けます
ここも下りでの利用の際は注意が必要
スリップして滑落する人が多い所です(もちろん、落石にもご注意を)
そこを過ぎればあとはさほど危険はないものの、苦しい登りの続くところで、それを越えれば北穂に到着です

この大キレットも最近はだいぶカジュアルな感じで通る人が増えましたね
SNSの影響でしょうかね
個人的には西穂~奥穂ほどの難易度でもなく、それでも3時間しっかりと岩場と格闘できる大キレットは楽しい場所だと思います
足と腕に覚えのある方はぜひ毎年でも行ってみてください

そして「大切戸」ステッカーの購入もお忘れなく!!