2026年の営業について
2026/04/26
こんにちは岳沢小屋です。 営業開始を明日に控え、除雪作業もひと段落、気になっていました前穂高岳への直登ルート、ダイレクトルンゼを偵察してまいりました。

小屋周辺では一段と雪解けが進んでいますが、奥明神沢にはまだたっぷりの雪があります。先日の降雪による表層雪崩の跡を右に左にルートどりしながら進んでいきます。
明神のコル方向との分岐点、ダイレクトルンゼの入り口あたり、上部ノドの部分と同じく、ルート上で一番最初に雪が薄くなり、ハイマツが露出してくるあたりはやはり雪つきは少なめでした

まだまだ通れますが、ゴールデンウィーク明けには、ハイマツ帯をかき分けて登る感じになってしまうでしょうか。

歩を進め、ノドの部分、こちらも雪は薄いですがまだまだ通れます。雪が融けて凍ってを繰り返し、岩に氷が張り付いた状態となっています、とにかく固く、アックスを一振りずつ効かせ、前爪を力いっぱい蹴り込み効かせながら慎重によじ登ります。長距離滑落、負傷を経験した人間はとても慎重になります。体が恐怖を覚えているものでして。。

この難所をくぐり抜ければ、背後に明神岳から乗鞍岳、御嶽山のつらなる圧巻の眺めに思わず足を止めます。
リズミカルにアックスとアイゼンを蹴り込み続けていくと、だんだんと3000mの天空の異世界が広がってきます。

そして約半年ぶりの前穂高岳山頂へ お久しぶりです



今日は空気が澄んでおり、遠く後立山連峰の山並みもくっきりと見えました。延々続いた急傾斜にふくらはぎがぴりぴりしましたが、山頂に立てばそんなこともすっかり忘れ、3000mの山々の連なりに目を奪われます。
下りも慎重にクライムダウンを繰り返し、安全地帯まで下りれば一安心、ふたたび見上げる穂高の眺めに戻ってきました。

営業開始前に偵察に行けて、情報提供できて何よりでした。除雪作業も順調に進み、明日からの営業開始にむけ、準備は万端です。
ただし、小雪の影響で、いつもなら段々状にたくさんのテント幕営スペースをご用意できるのですが、今回はそれが造成できませんでした。そのため
小屋周辺(雪崩、落石の心配のない場所)のテントの幕営スペースには限りがある状況となっております。どれくらい張れるのか等、連休前にまた情報お知らせいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
今夜からは再び降雪予報となっております、前回は上高地でも雪となっていましたが、今回はどうでしょうか。