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前穂高岳ダイレクトルンゼの状況

昨日の大雨で前穂高岳へのルート状況が気になるのでチェックに出かけてきました。

奥明神沢とダイレクトルンゼの分岐地点はまだ雪はつながっています。
(まっすぐ上がるとダイレクトルンゼ、右へ行くと奥明神のコル)


モデルさんの目の前の岩場がさらに拡大した場合、画面右手のハイマツを30mほど迂回して行くこともできます。

分岐からもうひと登りして、最狭部(通称:ノド)はこんな感じ。

拡大するとこんな感じです。
GW期間中は通過できそうですので、ご安心ください。

なお、残雪期の前穂高ルートは非常に急峻です。
小豆沢からの奥穂高岳、北穂沢からの北穂高岳よりもさらに急峻です。

絶対確実なアイゼン・ピッケル技術はもちろん、相当の筋力がないと登り下りはキツイです。

心して挑んでください。
日当たりの悪い斜面なので、遅い時間までガッチガチのハードバーンが続くので、スリップでもしようものなら、習得した「滑落停止技術」など披露する間もなく、数百メートル滑落して即死確実ですので…
不安な方は先日ご紹介の「西穂高沢~西穂高岳」が岳沢からの積雪期ルートの穂高としてはおすすめです。

怖い話しばかりしましたが、岳沢小屋までならちょっとした雪山ハイキング気分で来ることができます。

昨日も来られたこの小学生君。
岳沢が気に入ったと言って、今日も来てくれました。かわいいですね~
夏もお出かけお待ちしております。