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槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘スタッフブログ

10月31日 さいなら10月!

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今日も寒空の下、小屋閉め作業を続けております。

上の写真は果敢にも外茶に挑むスタッフらです。

ちなみに右上にあるのは、口内に親知らずが発現し急遽、治療のため降りた新人山崎アミです。

『ペンチで抜いてやんよ。大丈夫。大丈夫だから。』

そんな優しい先輩の申し出を爽やかに断り、下山していきました。

小屋番も歯が命ですね。気をつけましょう!

 

さて作業の話はいつも書かれているので、今日は休憩時間の話をしましょう。

我々山荘スタッフは1日、1時間半の休憩時間が午前か午後、状況に応じてもらっています。

過ごし方は様々で、眠る人、写真を撮る人、手の込んだ賄いを作る人、絵を描く人、筋トレをする人などがいます。

僕の場合は中岳への往復です。

2012年にここに来て以来、天気を問わず極力続けてきた日課です。

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まずテント場を降りてお隣、大喰岳へ向かいます。

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頂上に着きました。

どんなに暴風でもなぜか不思議と大喰山頂の風は、なかなかどうしてそこまで吹きません。

そういった形状なのでしょうか?テントサイトに適しているかもしれませんが、バッチリ野営禁止なのであしからず。

ちなみにだいぶ前にスタッフの間で流行った槍ヶ岳~南岳小屋間を1時間半以内での往復。

それをやる場合は、ここまで8分のペースを維持せねばなりません。

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大喰を越えるといわゆる北アルプス的な荒涼とした稜線が続きます。

基本的に西風が吹くので行きは右半身、帰りは左半身が冷えます。

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雷鳥です。彼らとものべ100羽くらい遭った気がします。

下界ではポケモンGOが流行ってるそうですね。雷鳥は探すといませんが、その気じゃない人間の前には高頻度で出くわす気がします。

なおゲームと違い、ゲットするとお巡りさんにゲットされるので注意。

 

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出発して13分ほど。

見えてきました中岳が。

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特筆して山容がイイ、というわけではありません。

地味で素朴な黒い山ですね。

ちなみに春先は西側がバキバキに凍結するのでピッケルが必要です。

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頂上直下です。

凍結時や悪天時、ココの梯子は恐ろしく滑るので注意。

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登り終えると南岳、そして穂高。

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こんにちは中岳。ここまで20分。

あとは同じ道を20分かけて帰ります。

たぶん通算200回以上はいきました。

人類で1番登ったかもしれません。

ギネスに申請したいのですが出せる証拠が一切ありません。

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山ではいつも地下足袋を履いています。

力王製の実用地下を愛しています。

安い、軽い、早い!三拍子揃った牛丼みたいな履物です。

岩稜を130キロほど歩くと崩壊しますが、コスパは最高です。

積雪期はソールの溝に沿って横スライドするので危険です。

なお、グリーンパトロール隊では模範的な登山者の恰好から外れてしまうため禁止されているそうです。

 

 

最後に。

ここに書かれてることは一介の小屋番の経験則に基づく、偏った考え方です。

あまり参考になさらないよう、ご注意下さいませ。

以上、肥沼でした。

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