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大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテスタッフブログ

8月24日 低体温症って

今日も朝から雨が降ったり止んだり、風は時折強く吹いたりしております、最高気温15℃まで上がりましたが寒いです。

数日前の天気予報では予期できない天気となっています。

さて、昨日の天気も強い雨と風に見舞われていた稜線でした。

そんな中、雨合羽は羽織っているもののびしょ濡れとなった状態にてオアシスに飛び込んで来たあるパーティーの皆さん、登山靴の中までグショグショ状態、一人の女性は体温が下がり震えが止まらない。早々に着替えさせストーブにて保温し事なきを得ましたが・・いったい何故?

燕山荘出発時、風は強いものの雨は降っていなかったため、合羽の上着は羽織ったがズボンははかずに出発、途中から降り出した降雨に対しても休憩はするもズボンを履く事なく行動して、ヒュッテに辿り着いた時点では雨にほぼ2時間さらされていた状態にて、合羽に当たる雨は全て下半身に流れる訳ですからずぶ濡れに、靴を脱いで傾けた際には大量の水が入っていて、もうビックリしました。

更にストックを使う際、肘より手首の方が上部となり袖元からも雨が侵入したようで、インナーウェアも濡れてしまい、結果体温を奪われる状態になったようです。

低体温症の症状とは

低体温症の一歩手前にて、手足が冷たくなったり、寒くて震えがきたりします。
体の中心の温度が35℃まで下がると低体温症ですが、震えは中心の温度がもう少し高い段階から始まり、体に警告サインを出します。

ここでのんびりしていると、本当に低体温症になります。

震えがあるのは、熱を上げるエネルギーが残っている証拠です。ここで改善するのが一番安全で、早道です。

山岳医療情報http://www.sangakui.jp/medical/otherinformation/post.htmlにて抜粋

という事で、この時点でヒュッテに辿り着き、早々の処置が出来た事で最悪の事態とならずに済みましたが、もしその状態で更に稜線を歩き続けていたら、と考えるととても怖い話ですよね。

装備を持っていても必要な時に使わなくては意味がありません。

時々、出発時に曇りや小雨程度という事で合羽は上着だけで出発しようとするお客様には、「ズボンの方が大切ですよ、履いて行きましょう」と声を掛けます。

降り出した時上着はすぐに羽織りやすいですが、ズボンは途中で履きにくいんですね、それを怠ると今回のような事にもなりかねません。

皆さんもご参考に

そんな訳で、今日のこの天気にて殆どの皆さん槍ヶ岳を断念、とても残念ですが再度のお越しをお待ちしております。

IMGP0964

出発時、万全な装備にて行ってらっしゃい

IMGP0969

2年越しの計画にて北海道から来られた高橋さんパーティー、遠くから来られて本当に残念でした。

次回のリベンジを約束して下山を選択されましたが、再度のチャレンジ待ってますよ~。

こんな日の仕事は

IMGP0960

外の天気を気にしながら解れや破れた布団の縫製作業に励んでいます。

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