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大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテスタッフブログ

7月17日 水事情と熊事情

3度目の正直、、今シーズン2度失敗していた水揚げ作業、やっと二ノ俣谷の美味しいおいしい水を上げる事が出来、水タンクも満タンとなってやれやれといったところですが、毎年のように苦労する稜線の小屋の水事情はといいますと

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大天井ヒュッテでは、標高差約500m、総延長1500mのパイプをつなぎ合わせ、梓川の源流の水源からポンプアップして、飲料水や料理用の水を確保していますが、本日やっとその水がタンク一杯に上げることが出来ました。

というのも過去2回、途中のパイプが破損したり繋ぎ金具が外れたりと失敗していて今回やっと成功という事ですが、毎年々このようにトラブルが付き物のこの作業、その都度、水源までの往復や破損個所の確認、修繕等、労力や時間をかけて確保をしている訳でして、

昨年は、そのポンプ小屋が土砂によって破壊され、修繕に何日もかかり数名の労力と資材が必要となったりと、水を確保するための絶えない戦いがある訳です。

どうぞヒュッテに限らず山小屋での水の扱いには慎重に大切に使って頂くようご理解とご協力よろしくお願いいたします。

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前回の失敗はこのパイプの接手が圧力によって外れた事でした。

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この滝の上部にパイプが通っているの解りますか?

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こんなところも通過するわけですので新人君のヒップは結構必死な形相でした。笑

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オオバキスミレ

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マイズルソウ

新しく見かける花達もあり

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ウメハタザオ

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雨にて透明の花弁となったサンカヨウ

終盤を迎えた花も

そしてその二ノ俣谷には沢山の熊が生息しています。

「熊は居るんですか?」「熊に会ったらどうしたらいいんですか?」「熊を見ましたけど大丈夫でしょうか?」等々登山者の皆さん大変熊に対しては疑心暗鬼というか、居たら困るという質問や意見をお持ちのようですが、

私たち人間がこの時期、熊の生息する環境にお邪魔している訳ですから、当然熊は居る訳です。

熊にしてみたら人間の方がよそ者な訳ですから「我らの領土に勝手に・・・」なんて思ってるかもしれません。

と、何で熊事情を?とお思いでしょうが、私大天井ヒュッテに来てから15年、1年として熊を目撃しなかった年はありません。

そのうち1度だけご対面した事があります。その時はピッケルを持っていたので「来るなら来い」と思い「ウォー、ウォー」と大きな声を発したら熊はすぐに逃げていきました。

その他は、遠くにいる熊にて、私が気づく前に姿を消す熊の方がはるかに多いはずで、元来熊は臆病な動物です、人間を視覚、聴覚、臭覚でキャッチすると危険を感じ逃げて行きます。

そういう姿を何度も目撃しているものですから、熊に襲われるという感覚は私にはありません。

熊が人に気づかずにあまりにも身近すぎてパニックを起こした時などは、きっと防衛本能から身を守る行動に出る事は考えられます。

なので私は熊の巣のある二ノ俣谷の水源に下るときは、歌や口笛を吹きながらこっちの存在を知らせながら、熊の領域にお邪魔するようにしています。

只、里山や山菜取りにて、山村で等々熊に襲われるというニュース等あり、それはそれで怖い事なのですが、ここ北アルプスで登山者がクマを目撃した話はよく聞きますが、登山者が襲われた話は記憶にありません。

あくまでも個人的な意見ですが、皆無とはいいませんが3000mの山中での人間と熊との遭遇は、熊が先に逃げ出す習性を持っていると感じます。

複数での登山であればお喋りしながら歩けばまず大丈夫と思いますし、単独でしたら熊鈴もいいでしょうし歌を歌ったり音を出す事で熊は逃げて行きます。

という事で、北アルプスに生息する熊も一緒に受け入れ、楽しい登山楽しんでほしいと思います。

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と、こんな具合に新しい糞(7月14日)を見る事がありますが、今日も普通に水源まで一人で行って来ました。

♪あるーひ もりのなか くまさんに であーった・・・・・♬(^^♪)なんて歌いながら、この横には他にも幾つかの糞や、草が潰れて熊が寝た後があり、まさに熊の住処である事は間違いありません。

水事情と、熊さんの事情も解ってほしくて、ちょっと長くなってしまって申し訳ありませんでした。

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