2016/09/14
今日も見事に予報外れの良い天気となった表銀座です。
名付け親の岳沢小屋の「フルフル詐欺」のごとく、登山者の数は数える程しか通過しない表銀座コースとなっています。
晴れたので紅葉状況の偵察に牛首展望台に登ってみました。
するとこの頃頻繁に姿を見せてくれるようになった、牛首展望台を縄張りとして生息している雷鳥の親子3羽が再び登場してくれました。
胸から下が冬毛の白い羽根へと衣替えし始めた雷鳥(お母さん)が、いつもウォッチングにて槍ヶ岳をバックに写真を撮るスポットにポーズまでとって居てくれました。
子供(メス)が居たのは穂高岳よりの岩に
子供(オス)がウラシマツツジの岩場の前を通り過ぎました。
殆ど大きさが変わらないほどに育った雷鳥をどう見極めるかと言いますと、まずお母さんの鳴き声と子供の鳴き声が全く違うため直ぐに解ります。
子供のオスメスは、といいますと、目の上に赤い眉毛が付いているのがオスで無いのがメスですね。
という具合に人懐っこいといいますか、警戒心が無いといいますか、殆ど逃げないでクロマメノキを啄んでいます。
ここまで成長すれば安心ですが、警戒心の無い雷鳥だけに天敵やこの頃では猿にまで襲われてしまうようです。人間は襲う事はないけれどもう少し警戒心持って欲しいかな。でもそうしたらあまり見られなくなっちゃうしね。
ところで紅葉の進み具合ですが
展望台直下のあったナナカマド(赤)とカエデ(黄)が既にこんなに色付いていて、ハイマツの中、所々に点在する広葉樹の色も転々と色を変えて来ていました。
ウラシマツツジと槍ヶ岳
やはり今年の紅葉時期は例年に比べ相当に前倒しになりそうです。
今週末の3連休後半にはビックリ平の紅葉が見頃となりそうな感じですがどうなりますか?
ヒュッテの庭先、展望台への上り口に生えるナナカマドもいい色を付けて来ています。
冒頭にお知らせしたように、予報に反して午後になってもこんなにいい天気となっている北アルプスですが、明日は「中秋の名月」果たして見られるか?
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