2016/07/30
豪雨とともに始まった朝でしたが7時以降は雨も止み、外は蒸し蒸しするような厚さとなっている今日です。
見えたのは目の前の赤岩岳のみ、穂高岳方面も裏銀座方面も白いガスで全く見えない一日となっています。
雨は止んだものの梅雨が明けたという天気とは程遠く雲の多い週末となってしまいました。
こんな気候のせいか今年はブヨやアブといった虫達が異常に多い年となっています。
玄関のヒュッテの看板の下の黒い物なんだか解りますか?
大きくしてみると蜂のようなこの生き物。図鑑で調べてみました。「オビホソヒラタアブ」と言ってアブの一種という事です。
針を刺すとか噛むとかは無いのですが、とにかくいたるところに纏わりつき、看板にもベンチにも花や草の中にも、そして人間にも容赦なく飛びついてきます。
昨日紹介した花の写真でもいたる所で確認出来る程に飛び交っていて、この「イワオトギリ」の花にもアブが群がっていました。
刺さないからといってもこれだけ大量に発生すると鬱陶しいことこの上ありません。
もちろん血を吸うブヨのような虫たちも沢山いますからその対策も必要です。
知り合いのガイドさんの話で、クライアントさんがブヨに瞼等を刺され腫れたために、目が開けれなくなり盲目状態にて救助要請を出し、ヘリでレスキューされたというエピソードも。
夏山の必要装備の中に、虫刺されの薬や虫除けスプレーの他に、防虫ネット等も重要なアイテムと思われます。
今年の夏はこんな虫たちが大量発生しています。
短パン、Tシャツで登山している登山者を見かけますが、足は虫に刺され何箇所も赤くなっていたりもします。
素肌を露出しての登山は怪我も怖いですし、虫にも標的とされ、足を冷やす事も良くない訳で決してカッコいいものではありません。
どうぞ長袖、長ズボンでの登山をして下さい。自身のためにも
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